京芸ファイル198:京芸入試直前「ラスト1週間の課題」 ◆ 京都アートスクール

FILE 198 ・京芸入試直前「ラスト1週間の課題」

3.入試前日まで 用具の準備と確認

この時期に最も大切なのは、「受験用具のチェック」です。当日になって、「大事な筆を忘れた」、「絵具が少ししか入っていない」などということになれば目も当てられません。入試前日ではなく、少なくとも1週間前には、必要なものはすべて揃えておきましょう。初めて使う用具があれば、一度使ってみておくことが大切です。


■描写、色彩、立体、小論文の入試準備 ※小論文は総合芸術学科のみ

・描写受験用具 ※募集要項より

カルトン(56cm×40cm以上)、カルトン用クリップ、鉛筆、消しゴム、羽ぼうき、カッターナイフ、ボールペン、のり

・色彩受験用具 ※募集要項より

カルトン(56cm×40cm以上)、カルトン用クリップ、鉛筆、消しゴム、羽ぼうき、カッターナイフ、ボールペン、のり、はさみ、直定規(60cm以内)、透明水彩絵具、不透明水彩絵具、色鉛筆、筆、筆洗、パレット(又は絵具皿)、雑巾
※不透明水彩絵具とは、ポスターカラー、グァッシュ等をさします。

・立体受験用具 ※募集要項より

鉛筆、消しゴム、カッターナイフ、ボールペン、のり、はさみ、直定規(60cm以内)、三角定規(30cmのもの1組)、分度器、コンパス、粘土へら、雑巾、ラジオペンチ(刃付のもの)

・小論文受験用具 ※募集要項より

鉛筆もしくはシャープペンシル、消しゴム等

令和2年度(2020年度)美術学部学生募集要項(PDF)


■描写受験用具の注意点

鉛筆 鉛筆の本数は通常より多く用意しておきましょう。各濃度の鉛筆を尖らせた状態で最低3本は準備しておくこと。試験中に鉛筆を削るなどといった無駄は、絶対に避けましょう。
消しゴム 練り消しゴムだけではなく、プラスチック消しゴムも不可欠です。練り消しゴムでは消えない部分を消すためにも必ず用意しておきましょう。
羽ぼうき たまに持っていない生徒がいますが、画面を美しく仕上げるための必需品です。

■色彩受験用具の注意点

透明水彩絵具 透明・不透明併用の場合もありますが、透明水彩絵具のみで表現する可能性もあります。十分な量を持っていきましょう。
不透明水彩絵具 不可欠な色が不足しないように注意。余分に1箱(18色セット)は必要です。06年度のように色指定があった場合は、特定の色が大量に必要となります。自分にとって重要だと思う色は、特に多く準備しておきましょう。
色鉛筆 絵具同様に、色数制限はありません。そのため、本数は多い方が有利なのですが、使い慣れていなければ意味がありません。その点も考慮して、持参する本数を決めましょう。
早めの段階で、使用する本数を増やして慣れておくこと。着彩用の筆も、一応持参しておきましょう。
筆洗 安定性と容量が重要。バケツ(大型)と机上用筆洗(小型)の2つを用意しておくと便利です。
パレット
(又は絵具皿)
大型のプラスチックパレットが便利ですが、予備として絵具皿とペーパーパレットも準備しておきましょう。基本的には各自が慣れているものが良いのですが、出題によっては、普段使っていないタイプのパレットが便利になる場合もあります。
雑巾 複数枚持参すること。大きさも多種類ある方が便利です。ティッシュは使えないので注意を(ただし、試験以外で使用するためのティッシュは必ず持参しましょう)。

■立体受験用具の注意点

カッターナイフ 大型のものを用意しましょう。カッター刃は新品を。替刃も必要です。
はさみ 大・小2種類用意しましょう。※エチケットハサミが便利
一流メーカー製の切れ味の良いものを使うこと(制作スピードに影響します)。長く使用しているとボンドなどで汚れて切れ味も落ちてきます。歯の状態をしっかりと確認し、汚れている場合はきれいにしておきましょう。
直定規
(60cm以内)
60cm以上のものは使えないので、持っていない場合は、60cmちょうどのものを購入しましょう(方眼入り、メタル入りが便利)。小回りの利く小さなものも必要です。
三角定規
(30cmのもの1組)
大きさだけでなく、厚みもあるしっかりとしたものでないと使いにくいです(方眼入りが便利)。
分度器 中学教材のような精度の低いものではなく、一流メーカー製のしっかりとしたものを用意すること。
コンパス 中学教材のような精度の低いものではなく、一流メーカー製のしっかりとしたものを用意すること。円を描く以外にも用途はあります。
※色彩受験用具にコンパスは入っていませんが、立体受験用具には入っています。混同しないように注意しましょう。
粘土へら 強さのある金属製のものが必須です。可能であればしなりのある木製のものも準備しておきましょう。

■試験全体に関する準備物

時計 絶対に持っていくこと。携帯電話を時計代わりに使うことはできません。置時計を机上に置き、時間を計りながら描きましょう。ただし、目覚まし音などは絶対に鳴らさないよう、十分に気をつけてください。
防寒具 座布団、コート、使い捨てカイロなどの防寒具を用意しておきましょう。寒さに強い人は必要ないと思うかもしれませんが、試験会場の暖房器具が壊れるといったトラブルが起こらないとも限りません。用意しておけば安心です。逆に、ヒーター付近の人は暑すぎる場合もあるので、寒暖を調整できる服装を心がけてください。  
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