FILE 204 ・京芸対策「夏期講習」の意義
1.夏期講習の意義
問い『夏期講習』の意義とは?
論考1(通常授業との比較で考える)
▼通常授業 | ▼講習 | |
・高校の帰りに実技 | ・一日中実技に集中 | |
・週末だけ実技 | ・毎日実技に集中 | |
・校内生のみ | ・校内生、講習生が集う | |
・高卒生、高3生、NET通信生とは別々 | ・高卒生も現役生もNET通信生も一緒 |
結論1
時間的にも人的にも「集中できる」のが「講習」の特徴です。
※ただし、大学共通テストの学科学習も不可欠!学科も含めての「集中」です。
論考2(他の講習との比較で考える)
▼春期講習 | ▼夏期講習 | ▼冬期・直前講習 | ||
実技初心者 | 一通りの基礎力 | |||
入試までに余裕 | 大学共通テスト直前(冬期) 入試直前(直前) |
結論2
大学共通テスト直前の「冬期講習」、入試直前の「直前講習」と違い、「夏期講習」では精神的にも時間的にもまだ余裕があるうえ、すでに一応の基礎力もついています。雑念(大学共通テスト直前の不安、入試直前の不安、試験日までの計算とあせり、体調管理、etc.)にとらわれず、実技力を伸ばすことだけに「集中できる」のが「夏期講習」なのです。
まとめ
通常授業と講習には、それぞれの対照的な特徴があります。また、ひと口に講習といっても、春期、夏期、冬期、直前によって、それぞれの果たすべき役割が違います。その特徴と役割を理解し、それを生かした学習を心掛けることで、より高い効果が期待できるのです。通常授業が「日々の継続的な努力」であるとすれば、講習は「時間と人と意識の集中を前提にした爆発的な努力」といえるでしょう。以下、1年の流れをまとめました。
期間 | 4~6月 | 7・8月 | 9~11月 | 12・1月 | 2・3月 | |||
授業 形態 |
前期 通常授業 | 夏期講習 | 後期 通常授業 + 科目別補強 |
冬期講習 | 大 学 共 通 テ ス ト |
直前講習 | 入 試 |
|
時期 | 通常期1 | 爆発期1 | 通常期2 | 調整期1 | 爆発期2 | 調整期2 | ||
内容 | 確実な基礎力を 打ち立てる |
実戦-模試-強化 慣れる-わかる |
弱点の克服 良い点を伸ばす |
実戦-模試 慣れる-わかる |
実戦-模試 慣れる-調整 |
最終 調整 |
- 1.「夏期講習」の意義
- 2.「夏期模試」の意義
- 3.模試によるステップアップ実例