FILE 195 ・京芸現役合格を目指すには

3.現役合格者のレベル確認 昨年度合格者の作例

美術科・工芸科・デザイン科 現役合格者
19年度 デザイン科合格 Aさん 七条校通学生
センター点 668/700

1年生の春からアスクへ入学したAさん。アスク入学時にはまだ志望大学が決まっていませんでしたが、アスクでの面談を重ね、将来やりたいことや、自分の学科力と実技力の状況を踏まえ、最終的には京芸のデザイン科を志望することに決定しました。すべての実技科目(描写、色彩、立体)を基礎の段階からコツコツと時間をかけて対策したことで大きく成長し、3年生の冬期模試の段階では浪人生にも負けないくらいのレベルに到達。見事に現役合格を果たしました。学科・実技ともに試験科目数が多く、それぞれの対策に時間がかかる京芸入試では、早めに対策を開始する方が確実に有利となります。Aさんは実技対策を早くから始めていたので、学科対策も余裕をもって十分に行うことができ、その結果、学科・実技(描写182点・色彩84点・立体208点)ともに好成績で合格を勝ち取ることができたのです。学科・実技の両方で良い結果を出すためには、やはり早い時期からの対策開始が欠かせないといえるでしょう。

 

  学科対策 実技対策
描写 色彩 立体
1年時の対策
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2年時の対策
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3年時の対策
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    描写 色彩 立体
入試本番
合格作例
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センター
試験
得点 668/700 182/250 84/250 208/250
19年度 美術科合格 Bさん七条校通学生
センター点 310/500

1年生からアスクに入学したBさん。京芸現役合格にむけて、1年生の時からコツコツと実技対策を重ねてきました。 Bさんの実技の点数を見てみると、立体では80%を超す226点、描写では60%弱の142点を獲得できていますが、最も点数の低い色彩では100点に届かず、32%の得点にとどまりました。しかし、学科で62%の点数を獲得できていたことから、学科と実技の点数を合算すると総合得点率は60%となり、アスクが設定している京芸の合格ボーダーライン「総合得点率60%以上」をクリアしています。実技対策をできる限り早く始め、常に60%以上の点数を獲得できる実技力を身につけるとともに、学科でも60%以上の点数を獲得できるように対策に取り組むことが、京芸に現役合格するためには必要不可欠といえるでしょう。

 

  学科対策 実技対策
描写 色彩 立体
1年時の対策
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2年時の対策
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3年時の対策
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    描写 色彩 立体
入試本番
合格作例
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センター
試験
得点 310/500 142/250 80 /250 226 /250
19年度 美術科合格 Cさん 彦根校通学生
センター点 373/500

1年生からアスクに通学して熱心に実技対策を行い、京芸への現役合格にこだわってきたCさん。 実技対策を重ね、実技全科目で60%以上の点数を獲得できるだけの実力はついていたのですが、緊張からか、入試本番では色彩と立体で大きく点数を落としてしまいました。しかし、描写で228点という高得点を取れたこともあり、見事に現役合格を勝ち取ることができました。 実のところ、京芸入試の実技試験においては、3科目すべてでまんべんなく良い点数を取るというのは非常に難しいことです。Cさんのように1科目で突出した高得点を獲得し、「合計点数で逃げ切り合格」という例が少なくありません。特に描写は、対策を重ねた時間が顕著に点数に反映される科目です。1年生という早い時期から実技対策を開始したCさんだからこそ獲得できた描写の点数であり、決して偶然に獲得できたわけではありません。描写で高得点を獲得するためには、早くから実技対策を開始し、多くの課題を経験することが非常に重要となります。もちろん、これは、色彩や立体に関しても同様のことがいえるでしょう。

 

  学科対策 実技対策
描写 色彩 立体
2年時の対策
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3年時の対策
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    描写 色彩 立体
入試本番
合格作例
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センター試験
得点 373/500 228 /250 118 /250 92 /250
19年度 デザイン科合格 Dさん 北大路校通学生
センター点 534/700

「国公立大学に絶対に進学したい!」という強い決意を持って対策していたDさん。様々な大学の入試に対応するため、京芸の入試対策以外の課題にも積極的に取り組んでいました。そういった幅広い課題への取り組みを重ねていくことで、着実に実技力をつけていったのが印象的でした。3科目すべてで高い点数を獲得することは高卒生でも難しく、現役合格者の場合は「1科目で突出した高得点を取って合格する」というケースが多いのですが、Dさんは描写で196点、立体で248点という高得点を獲得。最も点数の低い色彩でも160点を獲得しています。 「京芸入試では対応力が必要だ」ということを普段の対策の中で何度も繰り返し伝えていますが、このように様々な課題をこなして高得点を獲得したDさんのを見ると、アスクの対策の中で「入試に必要な実技力や対応力、判断力」を確実に身につけてくれていたのだなぁと、あらためて実感することができます。

 

  学科対策 実技対策
描写 色彩 立体
2年時の対策
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3年時の対策
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    描写 色彩 立体
入試本番
合格作例
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センター試験
得点 534/700 196 /250 160 /250 248 /250

次回予告

今回の京芸ファイルをお読みいただき、誠にありがとうございました。
次回は『京芸「立体」の研究』を12/17(火)に掲載する予定です。過去の出題を紹介し、その傾向を分析していく予定です。次回もぜひ、お読み下さい。

※内容は予告なく変更になる事があります。

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