多摩美術大学 工芸

京都 立命館高等学校

 浪人が決定した時点で美術系から理系に進路を変えました。ところが1年の前半が終わってから志望大学に志望する学科がなくなることが判明しました。いろいろ考えた結果、もう一度美大を受験することを決意しました。現役の頃は受身でろくになにも調べず「とりあえず京芸」と思って課題をただこなすだけだったのですが、さすがに浪人生としての悲壮感から、自ら資料を集めることを始めました。その結果、推薦で多摩美の工芸科を受けることに決定しましたが、学科の予備校に通っておりアスクには土日しか通えないので、家でも制作できるよう壊れたドアを改造してイーゼルをつくり、心配だった水彩画を徹底的に描くことにしました。一日一枚を目標に描き続け、直前になってやっと「光と影」「青紫の影」をマスターすることができたのが合格につながったと思います。最後は必死に描き込むことと、自分のやりたいことをあきらめずにこだわりを持って突き進むことが重要だと思いました。